次のステージに上がるタイミングが間近に迫っている学生のみなさんに、ぜひ読んでほしいと思い文字にしました。
本題に入る前に、用意した2つのチェックシートに目を通して見てください。
□直近で行われた授業に出席していましたか?
□直近で受けた授業の内容を思い出せますか?
□直近で受けた授業の中で配布された資料に書き込みはありますか?
□直近の授業で講師が話していた「ポイント」を覚えていますか?
□直近で受けた授業で積極的に授業に参加していましたか?
こちらがチェックシート#1になります。チェック1つにつき「+1」が加算されます。一度計算してみましょう。
次に。こちらのチェックシート#2に目を通してください。
□授業中に寝てしまった。
□授業中に携帯電話を触っていた。
□授業中に友達と授業に関係のない話をして盛り上がった。
□授業中に他の授業の課題(内職)をしていた。
□出席(は)していた。
チェックシート#2はチェック1つにつき「−1」の減点がなされます。
総合得点はどうでしょう?
その総合得点とは、現時点でのあなたの立ち位置です。言い換えれば置かれている状況です。
学生の皆さんのゴール(叶えたい夢や目標)が何処に設定されているかはわかりませんが、仮に同じゴールを設定している学生が周囲に居たとします。
一見、同じ環境下にあるように見えて、実はもう既に学生間の差が生じています。
「差」とは、ゴールまでの残りの距離を指します。
先ほどの2つのチェックシートで「+」の得点を叩き出した学生の皆さんは、「0」だった学生の皆さんより優位にあると言えます。
→「+」の分だけゴールへ近づいていることになります。
「0」だった学生の皆さんは「ー」だった学生の皆さんより優位と言えます。
→ただし、立ち位置はスタート地点のままです。
そして、「+」だった学生の皆さんは「ー」だった学生の皆さんの2倍優位な状況に自身の立ち位置があることになります。
今回はこの辺を伝えたいと思い記事を書きました。
例えば、採用試験でこの「総合得点」が一つの判断材料となればどうでしょうか。僕が採用担当の責任者であれば、総合得点の高い順に面接希望者(志願者)を並び替え、高い順で面接をすると思います。
入職後。上司より仕事を任されるシチュエーションになった場合、上司は総合得点の高いヒトと低いヒトのどちらに仕事を振る(依頼する)でしょうか。普通は前者だと思います。
「まだ学生だし・・・・・」
「働き始めたら頑張ります・・・・・」
「AT取らないし関係ないです・・・・・」
ご立派です!でも、それ間違っています。
「まだ学生だし・・・・」
→学生の間から得点を取り続けている人は、ステージアップの際に、その今まで獲得してきた得点がアドバンテージとなります。
「働き始めたら頑張ります・・・・」
→みなさんの進む道は専門職です。つまり働き始めてからでは遅いのです。
必要最低限の知識を持って、入職しないと先方に失礼です。
→つまり、学生の間にいかに得点を得られているか。に尽きると思います。
「AT取らないから関係ないです」
→関係ないのはわかります。でも、今頑張れない人が、いざという時に頑張れるとは思えません。仕事を得て気がつくと思いますが、仕事には見えている部分の仕事と、見えていない部分の仕事が表裏一体で存在します。つまり、興味がないから。つまらないから。面白くないから。という理由で、排除することはできないのです。
最後に。「大丈夫今からでも遅くない!」
この言葉を過信しないでください。
チェックシート#1で「成長度」、チェックシート#2で「衰退度」を見ましたが、先を見据えている学生は、今この時点で「+」のアドバンテージを持っています。
アドバンテージがあるということは、今から頑張る学生より、もう既に先に進んでいる状態にあると言えます。
また、先に進んでいるだけではなく、より多くのことを知識として持っている状況にあると言えます。
つまり、今から頑張ったとしても、その溝「差」は埋まらないということです。
(先に進んでいる学生が成長を止めれば話は別ですが、意識の高い学生が成長を放棄するとは思えません。)
「今から」それはそれで大切です。でも「今」というのは「今まで」の上に構成されていることを忘れないでください。
1日1日を大切に。こつこつ小さな成長を積み重ねてください!
そうすれば確認する時(試験当日や卒業のタイミング)が来た際に、今までチャレンジして来てよかったと心から思える瞬間が訪れることでしょう!
2020.9.18 Tsubasa