本日、予定されてた試合が試合不成立となり、思いもよらない形で今シーズンが終わった。
何より、4回生にとってはもどかしい。そしてどこかやりきれないシーズンになったとこは間違いないことだと思う。
振り返ってみれば、春のシーズンがCovid-19の影響で開催されず、夏の合宿も中止。秋のシーズンも予定よりひと月以上の延期の後の開催と異例尽くめの2020シーズンだった。
本当に今までにないシーズンの形だったけれど、来たる日を想像し、選手と共にその日を見据えることができたことを嬉しく思う。
アスレティックトレーナーの本来の仕事は「選手を自立させること」という方もいるが、共に戦う中で、アスレティックトレーナーは今まで培ってきた経験を提供し、選手は1秒でも早く競技復帰する為にアスレティックトレーナーを利用する。
個人的に、その接点で互いに損がなければ、それはそれで素晴らしい関係性だと感じている。
もちろん、長期的な視点に立つと「自立」は必須と考えるが、その側面も兼ねつつ歩み寄ったり少し距離を置いて見守ったり。
状況に応じた関わり方がとても大切な部分で、選手とアスレティックトレーナーを結ぶ致命線にもなると考えた。
今シーズンは、本当に接することがでできた選手の数だけ、貴重な体験をさせていただけた。
怪我に泣いた選手・復帰を目指し全身全霊で日々を送る選手・復帰目前で闘志に漲る表情でリハビリをしている選手。接した数だけそれぞれの表情があった。
そのような明確な目標があり、その目標に邁進する選手を側でサポートできたこと。
何よりの財産となりました。
2021シーズンは、より良いシーズンにしていきたい。
明日は今日の積み重ね。
マナビノトチュウ
翼